ペットボトルでピザ生地挑戦~手でこねる方法と比較してみたよ!
ペットボトルでピザ生地を作る方法がいま話題になっている。 あさイチでも取り上げられたらしい。
わたしはたまたまTVで、ペットボトルからにょろにょろっとピザ生地が飛び出すのを見た。
わあ おもしろそう!!
ということで、手でこねるのとどっちがいいか、実験してみました。
ペットボトルでピザ vs 手こねのピザ生地
ペットボトルでピザ生地は場所とらない
粉が飛び散らない
時短、簡単
などと良いことずくめで言われてますが、本当にそうなのかしら?
ということで、手でこねるやり方と比較してみました。
ペットボトルでピザ生地
<材料>
油 10グラム
(オリーブオイル サラダ油 バターなど)
砂糖 3グラム
ドライイースト 3グラム
小麦粉(強力粉) 100グラム
打ち粉用 少々
塩 少々(3グラム程度)
水 65ミリリットル
ペットボトル
(炭酸などの頑丈なものを利用 内側を乾燥させておく)
↑ペットボトル用と手こね用の2セット用意
<作り方>
1 オリーブオイルを入れ、ペットボトルをまわしながら、内側をコーティングする。
イースト 砂糖 水を入れ、軽く回しながら、なじませる
2 粉と塩をペットボトルに入れ、横にまわす。
粉をこぼさないように入れるのが大変 漏斗(じょうご)で入れる
それでも こぼして、まわりを汚した
漏斗(じょうご)のかわりにペットボトルを半分に切って
こんな工夫をすれば よかったかもしれません。
3 ふたを下にして持って、10分ほど上下にカシャカシャと振る
生地らしくなってきたら、中身の生地を回すように振り、生地をペットボトルの底部分にまとめる。
4 ペットボトルをお腹に入れ30~40分ほど体温で温め、発酵させる。生地が2倍ぐらいにふくらんだら発酵完了
※(わたしは、子供たちみたいにお腹に入れて走り回れないので、ボールにお湯を張り、湯せんで50分ほど発酵させた)
5 ペットボトルをゆすって生地を蓋のほうにあつめる
ふたをあけて、生地を取り出す。
発酵してるので、勢いよく飛び出すのでご注意!!
紙を敷き、打ち粉をひろげ、そこにめがけて ふたをあける
↑ にょろにょろ とは いかなかった
↓ 中身の一部が内部に残ってしまったので、箸で掻き出した。
ペットボトルを廃棄するには内部をきれいにあらわないといけない
以上 作り方は 主に西日本新聞の記事を参考にした
図は西日本新聞hpから拝借しました。
注)ペットボトルでピザを作る方法は、ネイチャーキッズ寺子屋の特許で、食育を目的としており、楽しみながら、食に関心をもてるとてもよい方法だということです。
手こねでピザ生地
① 小麦粉 砂糖 塩 イーストをボウルにいれ、軽く混ぜたら、水を入れてヘラでまとめていく
② 手でこねる
ボウルの壁面についた粉もきれいにまとめられる
粉も飛び散らない
③ 40~50分ほど発酵させ、2倍ほどになったら、ガス抜きする
↑ たったこれだけの作業である。
生地を成型してピザ完成へ
① トッピング材料を用意
生地を発酵させてる間にトッピングを用意する
② 生地を円形にのばし、フォークでつついて ところどころ穴をあける
トマトペーストを塗り、トッピングをのせていく
③ オーブンをあらかじめ温めておく。
我が家のオーブンは230度で10分から12分ぐらい
オーブンにより、温度 時間はまちまちです。
ご自分のオーブンの適温 時間を把握するとよいですね。
ペットボトルで作ってみた感想
良いと思う点
① 子供は楽しいだろうなと感じた。イベント向き
遊び感覚で、発酵のメカニズムを学べて、食育のきっかけになると思う
② 被災したりして、物や設備のない状況で、活用できると感じた。
家庭では向かないと思った点
① 家庭で大人が作るにはだんぜん 手こねのほうが楽である
② 屋外だと少々汚してもいいが、粉を入れるとき、こぼしたりしてうたい文句のように 「汚れない」・・・というのは 無理
③ ペットボトルを最初に洗って乾燥させのが手間
④ 最後にも、切開して内部を洗わないと落ちないので、手がかかる
④ 10分もペットボトルを振るのは かなり負担である。
ペットボトル VS 手こねの勝敗
ペットボトル
イベントやバーベキューなどといっしょにつくると楽しそうで食育になる
手こね式
「時短・汚さない 簡単」が目的なら、だんぜん 手こねのほうに軍配があがる。
したがって
それぞれの良さがあるので、引き分けとする
まとめ
ペットボトルからにょろにょろが飛び出すのがやってみたかったが、うまくいかなかった。塊が ボンと飛び出し、すこし、まわりに飛び散ってしまった。しかも、内部に一部が残ってしまい、掻き出す羽目に・・・・
なにか コツがあるのかも知れない。
イベントや子供たちには楽しいだろうと思ったが、ペットボトルの前後処理が
あちこちでみかける「汚れず、簡単 時短」とはいかなかった。
手こねのほうがぜんぜんよごれず、洗いものも生地をこねたボールとヘラだけですむ。
最後に 強力粉は腹持ちがよすぎて、わたしにはお菓子やパン用にブレンドされた小麦粉のほうが軽めでいいなと思った。